交通事故問題サポート
ある民間の調査によると「一生涯で10人に1人は交通事故に遭う」とのこと。
最近の交通事故発生の現状はというと、警察庁交通局の統計では、平成16年の交通事故
発生件数は95万2,191件であり、交通事故により24時間以内に死亡した者は7,358人、
負傷者は118万3,120人でした。これは一日に平均して約2,609件の交通事故が発生し、
約3,211人が負傷し、約20人が死亡していることになります。
このような統計からみて、誰でも交通事故に遭遇してしまう可能性があると考えるのです。
被害者は交通事故の証拠でもあり、自分で被害を申告しなければなりません。
事故で痛い思いをしているとき、警察や医師、加害者やその担当保険会社
などに冷静に対処するのは案外難しいかもしれません。
| ①.交通事故に遭い、後遺障害に苦しむようになったら? ②.払い渋る保険会社相手に生活補償を支払ってもらう自信はありますか? ③.被害者の味方をしてくれるのは誰でしょうか? 誰もが交通事故の被害者にも加害者にもなる可能性があるのです。 そんなとき、状況を的確に判断して専門スタッフによる示談書作成等の支援を致します |
簡単に割り切れない被害者と加害者
では自動車を運転していて、他の自動車と衝突してしまった場合、被害者と加害者のどちらに
なるのでしょうか。一般的に
被害者→相手の不注意により損害を受けたかわいそうな人、
加害者→自分の不注意によって相手に損害を与えた悪い人、
というイメージがあると思います。
しかし、交通事故の場合どちらが被害者で、どちらが加害者となるかはそう簡単に割り切れない
場合が多々あります。一方でどちらも過失があり、またどちらも損害が生じてしまうというように
複雑化することもあります。
この場合互いに相手に対して、相手の過失に応じた損害賠償を求めることになります。
したがって、自分も相手もどちらも被害者でもあり、またどちらも加害者であるといえるのです。
なお、自賠責保険の場合、死傷した方を被害者、死傷させた方を加害者としています。
加害者がしなければならない措置
交通事故を起こして加害者となってしまった場合、事故現場で何をしなければならないのでしょうか?
あわてずに道路交通法72条一項にしたがって次の四つの措置をしなくてはなりません。
(1) 自動車をとめて事故の状況を確認する。
まず自動車を運転中、交通事故を起こしたときは、運転者はすぐに自動車を
停止させて、死傷者がいるか、また破損した車両の状況、道路における危険の有無など、
事故現場の状況を確認する必要があります。なお、ここで言う道路交通法72条一項の
義務は事故を発生させた加害者だけでなく、被害者の立場にある自動車の運転者にも
あると考えられていることに注意する必要があります。
(2) 負傷者を救護する
次に運転者は負傷者がいる場合には、これを救護する必要があります。具体的には、
すぐに救急車を呼ぶ、または、病院に運ぶとともに、事故現場において止血など可能な
応急手当をすることになります。
(3) 道路上の危険防止措置をとる。
さらに二重事故の発生を防止するために危険防止の措置をとる必要があります。
具体的には、
交通事故を起こした車両を速やかに路肩などの交通の妨げにならない場所に移動し、
後続車両に事故の発生を知らせ、誘導する等の措置をとることになります。
(4) 警察官へ事故を報告する
近くにいる警察官または最寄りの警察署に報告することになります。
具体的には、
事故の発生した日時および場所、
死傷者の数および負傷の程度、
損壊した物および程度、
事故にかかる車両の積載物、
事故について講じた措置を報告することになります。
被害者が行う措置
交通事故にあってしまい被害者となった場合、
事故現場では何をすべきでしょうか?
(1) まずは加害者とその車、事故現場の状況を確認する必要があります。
被害者となった場合、まずは、今後の賠償を請求する相手を特定しなくてはなりません。
そこで運転していた加害者が誰かを確認することになります。
また、加害者としての責任は、運転者だけでなく自動車の保有者や、仕事中の事故の場合には
運転者の雇用主にもありますし、相手方の加入している任意保険や自賠責保険を知る必要も
あります。
具体的に被害者は次のことを確認しておくと良いでしょう。
①.運転免許証を提示させ加害者の氏名・住所・本籍をメモする。
電話番号も聞いておくと良い
②.名刺などから勤務先の名称、連絡先と確認する。
③.加害者のナンバー(車両番号)を確認する。
④.自動車の所有者や管理者が加害者とは異なる場合は、その氏名、連絡先、運転の目的などを
確認する。車体に会社名などが描かれている場合にはこれをメモする。
⑤.自賠責保険証および任意保険証を見せてもらうなどして、保険会社の名称
および証書番号を確認する。
(2) また加害者による警察派の報告がなされていない場合は、
被害者は警察に事故を報告すべきです。
その他
◊自賠責保険と任意保険との関係
自賠責保険は対人のみの保険であると認識する必要があります。示談書を作成することによって
損害賠償金をいくら支払うのか、この交通事故についてこれで解決した旨の文言(清算事項)などが
盛り込まれていることが必要です。
◊時効があることに注意しましょう。
時効成立の要件、
①.交通事故による損害賠償請求権は、被害者が交通事故による加害者および損害を
知ったときから3年、
または
②.交通事故日より20年で時効が完成します。
(ひき逃げなどによって結局加害者が分からなかったというような特別な場合を
除いて①の3年の時効期間が適用されることが多いでしょう。
特に時効には気をつけましょう。)
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