中小企業に対する金融機関の選別融資
銀行の貸し渋りや貸し出し回収により、資金繰りの悪化を引き起こしたり、倒産に至る中小企業が急増しています。こうした金融情勢の急激な変化に、中小企業経営者はどのように対応したら良いのでしょうか?上に行政あれば、下に対策ありです。
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そのためには、貸し渋りや貸し出し回収のメカニズムを理解して、銀行の融資姿勢がどのように変化したのかを認識し、具体的な対策を講じることが重要です。 |
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Ⅰ いま何がおきているのか?
-知っておきたい金融の基礎知識-
なぜ貸し渋りや貸し出し回収が生じているのでしょうか?
銀行が金を貸せなくなったわけは?銀行の貸し渋りは、日本の金融制度を世界の標準に合わせるために行われた、日本版ビッグバン(金融制度改革)の一環である早期是正措置に深く起因しています。早期是正措置では各金融機関が資産内容を自己査定し、回収に懸念がある貸出金に対し、最高100%の貸倒引当を行わなければならず、不良債権を処理する中で自己資本の充実が求められています。
銀行が自己の生き残りを賭けて早期是正措置で定められた自己資本比率をクリアするためには、自己資本を増やすか、総資産の大半を占める貸出額を少なくするしかありません。そのために新規の貸し出しを控えたり、貸した金を回収することが行われているのです。
Ⅱ 大きく変わる金融機関の貸し出し姿勢
銀行が融資をしたい企業としたくない企業の違いは何でしょうか?
「どんぶり勘定的経営者」や「経営・計数管理能力のレベルが低い経営者」は、今後、銀行から融資が受けられない可能性があります。
「業績が良好であり、かつ財務内容にも特段の問題がない企業」に優先的に融資を行うために、各金融機関は融資先企業の内容を分析して融資「企業格付け」を行い、信用リスク管理体制の構築を目指しています。
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